HAT TRICK ハットトリック マイルチャンピオンシップ制覇から、10年。

(10年前の、マイルチャンピオンシップを写真判定の末、優勝した、HAT TRICK=ハットトリック)

2005年11月20日・京都競馬場で行われた、マイルチャンピオンシップに、1頭の青鹿毛のサラブレッドが参戦して来た、その名前は、HAT TRICK=ハットトリックです。

2001年4月26日・北海道・勇払郡・追分町(現・安平町)の、追分ファームで、サンデーサイレンスとトリッキーコードの仔として、トリッキーコードの2001として生まれた、HAT TRICK=ハットトリックは、イギリス語のサッカー用語で、1試合で1選手が3得点以上を上げることの意味であり、当時・有限会社 キャロットファームの所有馬として出走しておりました。

デビュー当時・美浦 清水 美波(しみず よしなみ)厩舎・所属の関東馬としてデビューし、頭角を現した、HAT TRICK=ハットトリックも、3歳時の放牧休養の間に、栗東・角居 勝彦(すみい かつひこ)厩舎へ転厩し、関西馬になりました。

2005年11月20日・京都競馬場で行われた、マイルチャンピオンシップのパドックに現れた、HAT TRICK=ハットトリック。

HAT TRICK「カポ、カポ、カポ、カポ。」

ハットトリックは、大きくてたくましい青鹿毛の馬です。

ハットトリックが、マイルチャンピオンシップに出走させた当時・1番人気に支持されていたのは、同じサンデーサイレンスの仔で、母が、サワヤカプリンセスという、栗毛の男馬・デュランダル(DURANDAL=不滅の剣・英 イタリア語読みで、ドウリンダナ)で、HAT TRICK=ハットトリックは、4番人気での出走になっていました。

スタートと同時に、HAT TRICK=ハットトリックは、走り出したが、既に、テレグノシスも出ていて、アルビレオなどのほかの馬群も走っていました。

東京新聞杯では1番人気に支持されて出走し、快勝した、HAT TRICK=ハットトリックも、マイルチャンピオンシップでは、混戦模様での競馬になっていました。

ゴール板通過前、HAT TRICK=ハットトリックは、大きく伸び始め、きわどいゴール板通過となり、写真判定にもつれこんだのです。

HAT TRICK=ハットトリックは、写真判定の末・辛くも優勝し、初めての重賞初制覇を果たしたのです。

HAT TRICK=ハットトリックは、12月11日・香港・シャーティン競馬場で行われた、キャセイパシフィック香港マイルに、アサクサデンエンと共に日本代表馬として遠征し、2着の、ザデューク以下を抑えて優勝、遠征先の香港でのマイル戦を制覇しました。

あれから、10年を迎えます。

通算成績で、21戦8勝の成績を残し、2005年度の最優秀短距離馬にも選定された、HAT TRICK=ハットトリックは、2007年5月8日に現役を引退、5月10日付で競走馬登録を抹消されました。

マイラ―チャンピオンホースとして名をはせた、HAT TRICK=ハットトリックは、2007年6月に、種牡馬として繋養生活を送る為、アメリカ合衆国に輸入され、ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクにある、ウォルマックファームを拠点に、シャトル種牡馬として、オーストラリア・インディペンデントスタリオンズ アルゼンチン・エルマリン牧場で繋養生活を送りました。

その後・HAT TRICK=ハットトリックは、2012年~2013年種牡馬シーズンからは、アメリカ合衆国・ケンタッキー州・レキシントン近郊・パリスパイクにある、お隣のゲインズウェイファームに移り、牡・14歳になった現在も、現役種牡馬として、繋養生活を送っており、来年の4月26日(日本時間・4月27日)には、牡・15歳の誕生日を迎えるとの事で、その時にも、2016~2017年の種牡馬シーズンでも、さらなる活躍を期待したいと想い、願っております。


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