ヴィータローザ 引退から4年

2000年4月9日・北海道のノーザンファームで生産され、長く競走馬として活躍した、ヴィータローザ(VITA ROSA)が、今年の9月3日で、登録抹消され、引退してから、4年を迎えます。

4年前の8月24日・札幌競馬場で行われた、札幌記念に出走したヴィータローザは、当時・橋口弘次郎厩舎(栗東)に所属し、在籍しておりました。


この時、ヴィータローザは、牡・8歳の男馬になっており、高齢のサラブレッドになっていました。

ヴィータローザとは、イタリア語で、薔薇(バラ)色の人生という意味、かわいくて、たくましく人生を送る馬になってほしいという願いを込められている栗毛のサラブレッド、それがヴィータローザです。

ヴィータローザは、サンデーサラブレッドクラブが、総額8000万円で募集された、栗毛のサラブレッドで、2002年の9月15日のサラ系2歳新馬戦(メイクデビュー・阪神・阪神競馬場)・3着でデビューするも、この後のレースは、勝利が果たせない状態が続いており、ようやく初勝利を果たしたのは、4月27日に京都競馬場で行われた、サラ系3歳未勝利戦で、3歳の馬に成長した時の事でした。

父・サンデーサイレンスも、蹄葉炎による衰弱性心不全の為、ヴィータローザ(ローザネイの2000)が育成中の、2002年8月19日・社台スタリオンステーション・早来で、死亡した後であったので、ヴィータローザ自身も、後継種牡馬を目標に、期待がかけられていました。

半姉には、シャーリーハイツを父に持つ、ロゼカラー(Rose Colour=フランス語でバラ色のという意味・2勝挙げた競走馬・現在は、ノーザンファームで繁殖牝馬として繋養生活中で、今年・ハービンジャーとの間に栗毛の牝馬を、3月27日に無事に出産。)がいる他、全弟に、ロサード(Rosado=ロゼカラーと同じく、バラ色のという意味ですが、こちらは、スペイン語です、現在は種牡馬として、活躍中です。)がいます。

ヴィータローザは、ラジオたんぱ賞(現・ラジオNIKKEI賞)・ラジオ日本賞セントライト記念・大阪―ハンブルグカップ・日刊スポーツ賞・金杯(東・中山金杯)など、重賞5勝を含む、51戦6勝を挙げるなど、活躍しました。

札幌記念に出走した、ヴィータローザは、当時・北村友一騎手の騎乗で出走しましたが、同じイタリア語に由来する、タスカータソルテ(ポケットの一杯の幸せという意味・父・ジャングルポケット)の7着に終わりました、それが、ヴィータローザの現役競走馬の最後のレースとなり戦いとなりました。

又、2007年5月26日・7歳の時に、中京競馬場で行われた、金鯱賞では、同じ、橋口弘次郎厩舎の所属管理馬、ローゼンクロイツ(Rosen Kreuz=ドイツ語でバラ十字軍という意味)の4着に敗れたこともありました。

イタリア語で薔薇(バラ)色の人生という意味の、VITA ROSA=ヴィータローザの今後の対応について、馬主のサンデーレーシングは、2歳の時の2002年に、早来ホルスタイン市場で行われた、産地馬体検査を受検、同時に預託契約をかわした、栗東・橋口弘次郎厩舎と協議した結果、来年は、牡・9歳の男馬に成長することから現役続行は困難との判断から、札幌記念・7着を最後に、惜しくも引退することになり、4年前の2008年9月3日に、ヴィータローザは、、競走馬登録を抹消しました。

この時、ヴィータローザは、牡・8歳の男馬になっていました。

あれから、4年。。。

ヴィータローザは、生まれ故郷・北海道・勇払郡・安平町・早来源武275番地の、ノーザンファームで、種牡馬生活を送る為の準備を整えた後、同じ、北海道・浦河郡・浦河町のイーストスタッドで出国検疫検査を受けた後、飛行機で、名残惜しい、日本を後に渡航しました。

イタリア語で薔薇(バラ)色の人生という意味の、ヴィータローザは、2009年から1年間・イギリス・サフォーク州・ニューマーケットの、ランウェイズ・スタッド(代表・カーステン・ラウジング氏)で、種牡馬として繋養され、ミスプリズムとの間に種付けたものは不受胎になったが、パットオブエルスなどほかの繁殖牝馬に種付けたものは、受胎して成功し、2010年から順次出産したりしました、その後、今年からは、競走馬デビューする時を迎えており、順次デビューするようです。

その後、ヴィータローザは、2009年の暮れ、2010年~2011年の種付けシーズンから、イタリア・シエナの、アレバメント・ルナッチーノ氏の所有する牧場で新しい繋養生活を送ることになり、同年から新種牡馬としてスタッドインした、ランウェイズ・スタッドを去ったあと、イギリスを離れました。

イタリア・シエナにある、アレバメント・ルナッチーノ氏が所有し運営する牧場、RENACCINO ALLEVAMENT FATTORIA ここに、ヴィータローザは、2010年~2011年の種付けシーズンから、新しい繋養生活を送っており、現在に至っています。

ヴィータローザは、イタリア・シエナのアレバメント・ルナッチーノ氏の牧場に初めてに来て、牧草の広い放牧場は、薔薇(バラ)色の人生という意味のイタリア語の名前の通り、大きくてたくましい栗毛の馬に育ち、人生を送ってほしいという願いが込められている通りに、かなえられた放牧場になっています。

この年の4月9日(日本時間・4月10日)に、ヴィータローザは、牡・10歳のお誕生日を迎えました。

イタリア・シエナの、アレヴァメント・ルナッチーノの牧場で、現在も、種牡馬として繋養生活を送っている、VITA ROSA=ヴィータローザ(イタリア語で、薔薇(バラ)色の人生という意味。)は、2012年4月9日(日本時間・4月10日)の誕生日時点の現在で、牡・12歳の栗毛の男馬に成長しており、種牡馬としての、父・ヴィータローザとしての生活も板に付いてきており、今後の大物産駒の登場を期待したい。

http://www.allevamentorenaccino.it/

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